【整骨院】問診の適正時間は何分なのか?
整骨院の先生から、「問診の適正時間は何分ぐらいですか?」という質問をよく受けます。
この質問についてお伝えする前に、そもそも「問診とは何なのか」を理解していない方が意外と多いようですので、整理しておきたいと思います。
問診とは文字どおり「問うて診る」ということです。
・視診は目で視て診ること
・触診は手で触れて診ること
こうして並べて考えれば分かりやすいのではないでしょうか。
つまり問診の目的は、短時間に適切な質問で患者の抱えている問題を全て聴きだすことです。
(ですから痛みの原因や治療計画の話などは入りません)
そして問診を通じて、
・先生対患者としての信頼関係を構築する
・専門的としての立ち位置を構築する
という事がとても重要になります。
患者は身体の問題に関して素人です。
患者の思うままに話をさせていては、いつまで経っても肝心な情報を聞き出すことは出来ません。
また、問診は短時間で行なう必要があります。
初診患者及び再初診患者には、問診、検査、カウンセリング、施術と4つのステップがあります。さらに受付やお会計、次回予約の時間も必要です。
もしも問診、検査、カウンセリングで30分以上かかってしまったら、先生に特別なカリスマ性か、落語家や売れっ子芸人並の話術や表現力がなければ、患者は集中力を維持出来ません。
だからこそ、短時間(5〜7分)で必要な情報を全て『聞き出す技術』が重要になるのです。