本質的な治療院経営ノウハウを身につけたい先生のための、

本当に「治療」と「経営」は別物なのか?

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「治療と経営は別物である。だからこそ、どちらもしっかりと学ぶことが必要だ」
「治療と経営は車の両輪のようなものであり、片方だけだと前に進まない」

これは、治療院業界でよく聞く言葉です。

ただし、私はこの考え方には反対です。

何故なら、治療と経営は表裏一体のものであり、

「治療は上手いけど経営は下手」
「治療が出来ないのに、経営だけは上手い」

といったことは起こりえないからです。

※広告宣伝などの力で短期的に成果を上げている治療院もありますが、
長期的に成功するためにはしっかりとした治療が必須になります。

ただ、こう言ってしまうと、治療技術に自信のある先生方から反論をいただきそうですね。

実際に、10年・20年と技術研鑽を積み重ね、豊富な経験をお持ちにもかかわらず、経営面はあまり芳しくない…という先生も数多くいらっしゃるかもしれません。

ただ、こういった方々が捕らわれがちなのが、「治療=技術」という勘違いです。

確かに治療を効果的に行うためには技術は必要です。しかし、どんなに高い技術を身に付けようとも、本当に成果の出る治療を行うためには、技術の習得だけでは十分ではないのです。

患者さんの問題は痛みではありません。筋肉系・骨格系・神経系の全てに問題が発生しています。ですから、短期間・数回程度の治療でその問題全てが解決することは決してないのです。患者さんにしっかり計画的かつ継続的に来院してもらうことが、治すための絶対条件になります。

経営=治療≠技術

計画的に継続来院してもらえれば、治療効果はあがり、治療院の経営状態は必然的に良くなります。部分的な治療ではなく、筋肉系・骨格系・神経系全体に作用する治療を全て提供すれば、治療院の経営状態は良くならないはずがないのです。

治療と経営は表裏一体である。この言葉を、ぜひ覚えておいてください。

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