治療院経営の戦略と戦術。どっちが大事?
先生は「戦略」と「戦術」の違いをご存じでしょうか?この違いを理解しておかないと、治療院経営であとあと苦労することになります。ですので、今回のブログでは戦略と戦術に関してかいつまんで語ってみます。
戦略とは目標や目的です。皆さんの治療院を、5年後にどのようにしたいのか?ということです。
戦術とはその方法です。目標を叶える為に、具体的に何をどう行動すれば良いか?です。
このような言葉をお聞きなったことがあるかもしれません。
「戦略なき戦術は無意味」
「戦術なき戦略は空論」
こんな言葉もあります。
「戦略なき戦術はカオス」
「戦術なき戦略はファンタジー」
治療院もビジネスです。「戦略」と「戦術」の両方が無ければ、経営的にも成長できません。どちらか一方だけでは足りないのです。
しかし、昨今の治療院業界では残念ながら小手先の戦術論ばかりが広まっています。
例えば
・ネット集客
・チラシ集客
・コピーライティングの技術
・松竹梅料金表導入
・返金保証
・美容メニュー
・ダイエットメニュー導入
・プリペイドカード導入
勉強熱心なあなたも一度は聞いたことあるワードばかりかもしれません。どれも短期間で売上の数字を作ることはできるでしょう。
でも、皆さん本当にそれだけで良いのでしょうか?
5年後にはスマホは時代遅れで、既に新しいデバイスになっているかもしれません。
近隣競合の治療院も類似のチラシを大量配布してくるかもしれません。 大きな広告資金を持った競合が近隣にできて、毎日チラシをまかれたら勝ち目はありません。松竹梅や返金保証、美容・ダイエットメニューなどによって本来の治療院としての立ち位置を失ってしまっているかもしれません。
一時的には良いと考えていたことが先々には、とんでもない間違いだったりする事も、多々あります。もはや 治療院の存続にかかわる一大事です。
その一番大きな問題は、「戦略」が無かったことです。
将来的な目標や目的を見失って、小手先の方法論に頼ってしまったからです。「戦略上のミスは、戦術では取り返せない」のです。まず初めに、戦略ありきです。その戦略を実現するために、正しい戦術を選択するのです。
そしてもしあなたが体系的に治療院の経営戦略を学んだ事が無いのであれば、治療院の原理原則にそった戦略をしっかりと学ぶ必要があります。ぜひ今から取り組んでみてください。