【整骨院】患者さんが来院をキャンセルする本当の原因とは?
よくある相談の一つに、
「来院2ヶ月目の患者さんが、
治療計画通りに来ずに途中でキャンセルが起きてしまう」
というものがあります。
実はこの一番の問題点は、初診時のカウンセリングにあります。
仮に3ヶ月間の治療計画を立てたのであれば、初診時に「根本原因の解消には3ヶ月間の治療が不可欠です」と伝えますが、先生は伝えているつもりでもこれが患者さんにしっかりと伝わりきっていないことが原因です。
患者さんの来院が途絶える原因の一番はこのケースです。同じような悩みを持たれている先生は、ご自身のカウンセリングを見直してみると良いでしょう。
また、8回目、10回目と通院された患者さんが、症状が良くなったことで来院しなくなるケースもあります。
痛みが消えたことで、患者さん側から「先生、最近本当にどこも痛くなくて楽になったんです」と報告があったりします。
このとき治療家が「それはよかったですね!」と、単純に喜んでしまってはいけません。
実はこの先生の対応こそが、患者さんが来なくなってしまう原因でもあります。
患者さんの「先生、私楽になったんです」という言葉には「もう来なくても大丈夫ですよね」という意味も含まれていると考えてください。
先生としては「痛みがなくなったのは良かったです。ただ最初にお話したように、根本原因の解消には3ヶ月かかりますからね」という話を、もう一度しなければなりません。
これが出来ていないため、キャンセルが発生してしまう訳です。
なお、このケースとは反対に痛みがまだ残っていたり、再発したりすることで来院が途絶えるケースもあります。
「まだ痛みが無くならないんですけど」や「また痛くなったんですけど」といった患者さんからの声にスムーズに対応できないと
「このまま通い続けても良くならないんじゃないか」と思ってしまうのです。
その結果、来院が途絶える・・・ということが起きてしまいます。
患者さんに初診時の治療計画通りに来ていただけるように、患者さんからの声にしっかり対応することを意識しながら治療活動を続けてみてください。