【整骨院】患者さんに紹介を依頼するタイミングは?
整骨院の先生から「紹介」に関する質問をよくいただきます。
今回は、この「紹介」について、基本的なことを少しだけお伝えします。
多くの治療院が集客の重要な経路として「紹介」を上げますが、残念ながらそのほとんどが
偶然任せの「紹介」になってしまっています。
「紹介」はしっかりと取り組むことで仕組み化することが可能であり、偶然任せの何倍もの効果を
上げることができます。
紹介を仕組み化するためには、このブログだけでは書ききれないほど、たくさん重要な要素があります。
その中の一例として、実践会では「初診時に紹介依頼をする」ことを絶対条件にしています。
これには2つ理由があります。
1つは「紹介依頼がもっとも効果的に働くのは初診時だから」です。
紹介依頼は、患者さんに“感情の変化”が起きているときほど効果があります。そして、感情の変化がもっとも起きやすいのが初診時なのです。
この感情の変化は決して施術のビフォーアフターで起きたりするものではありません。肩や腰の痛みが一時的に解消するぐらいでは感情の変化は起きたりしないのです。
何故ならその程度のことは過去に何度も経験しているし、想定している範囲内の出来事でしかないからです。患者の“感情の変化”は問診・検査・カウンセリングによって確実に起こすことができます。
そしてもう1つの理由は、「すべての患者さんに紹介依頼ができるのは初診時だけだから」です。
2回目の来院率が90%だと、10%の人には紹介依頼ができません。初診時なら、(当然の話ですが)100%のすべての患者さんに紹介依頼ができるので、初診時に紹介依頼をする必要がある、ということです。
「2回目は来ないかもしれない患者さんに紹介をお願いしても意味ないんじゃないか」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそれは間違いです。
患者さんの中には「自分は通院しないが、人には紹介する」という方がいらっしゃいます。それは、決して少ない数ではありません。
ですので、必ず「初診時に紹介をお願いする」ようにしましょう。