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整骨院・治療院の先生からよく相談を受ける回数券の割引率について

整骨院・治療院の先生から、よく寄せられるのが、「回数券」についての質問です。

先日はある先生から

「回数券は、8回回数券は8%割引、
10回回数券は10%割引・・・というように、
回数によって割引率に差をつけたほうが良いでしょうか?」

というご質問をいただきました。

結論から言えば、割引率を変える必要は、まったくありません。

8回券と16回券のようなケースであれば割引率を多少変更する必要がありますが、 今回の質問のようにわずか2回の違いしかないようなケースでは変更の必要はありません。

たとえ割引率が同じ8%だったとしても、回数が違うと割引額が変わってきますので、それだけで十分です。

中には定価を意図的に高く設定し、回数券の割引率を大きくすることで 回数券のお得感を演出して販売を増やそうとする方もいるようですが、 それは治療院の原理原則から外れた考えだと言えます。

整骨院・治療院ではセールスをしないという記事にもあるように、治療家は回数券を売る商売人になってはいけません。

問診・検査・カウンセリングを通して治療計画を立てた段階で、「この患者さんは8回」「この患者さんは10回」と、治療回数は確定するはずです。

“割引率に変化をつけることで、より回数の多い方を売る”・・・という一般的なセールス手法は、安易に採用するべきではないでしょう。治療家はあくまで「治療」を提案するべきなのです。

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