本質的な治療院経営ノウハウを身につけたい先生のための、

治療院コンサルタントの正しい選び方

この1、2年の間に治療院専門のコンサルタントを名乗る方が急増しています。

16年以上治療院業界にいますが、5年前まではこの肩書きを名乗る人は見かけませんでした。技術セミナーを主催する方は昔から沢山いましたが、治療院経営について教えている人はごく僅かでした。

それが突然、現役の治療院経営者の方が治療院経営についてのコンサルティングや塾、オンライン講座などを次々と始め出しました。

この現象、実はとても特異であることにお気づきでしょうか?

コンサルタントはコンサルティング自体が本業です。ですから、通常は自分が経営している事業の同業他社にはコンサルしません。

当然の話です。コンサルティングした人が、仮に自分の近所に出店しても困らないようなノウハウなら問題ありませんが、新患を集める広告のノウハウだったりしたら・・・自院の新患数は減少し、売上にも大きく影響するでしょう。それでは、自分の首を自ら絞めてしまうことになります。

同業他社にコンサルティングするケースとしては、自分は本業で十分に成功し、これ以上の本業の展開は望まないという条件のもと、「業界の発展のために役立ちたい」「ノウハウをFCビジネスのように権利化してロイヤリティ収入を目指したい」(これは海外の著名コンサルが教えています)というケースが考えられます。

これらは十分に理解できますが、最近のネットビジネスなどによくあるのは、一時的に成功した(又はそう見える数字を用意しただけ)けども、まったく再現性がないもの。または、投資ビジネスのように仲間を集めて投資効率を上げつつも、投資は出口が難しいので仲間を利用して自分だけはリスクを回避するというちょっとダークなものが多く見られます。

こういった人からは、その場しのぎの小手先の経営テクニックは聞けたとしても、10年・20年と安定した収入を得られるといった本質的な治療院経営の方法を聞けることはほとんどありません。

そういった背景を考慮すると、治療院コンサルタントから学ぶ際には、重々注意してコンサルタントを選んでいきたいものです。

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