本質的な治療院経営ノウハウを身につけたい先生のための、

患者教育とは?

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「患者教育」と聞いて、違和感や嫌悪感を持つ治療家も少なくないかもしれません。

あなたはいかがでしょうか?ただ、それは患者教育の意味を正しく理解していないためです。患者教育とは患者が知るべきことを伝えるというとても大事なことなのです。 

『インフォームドコンセント』『情報提供』であると、考えてみてください。患者が知るべきことを正しく伝えて、理解してもらうことです。治療家が果たすべき責務と言えるのではないでしょうか。

ですから、患者教育(情報提供)を怠ってしまえば、それは治療ではなくなってしまうのです。いくら素晴らしい施術であっても単なるリラクゼーションと同じ、意味のない施術となってしまいます。もしくは言葉を選ばずに言えば、宗教やまじないの類と大差ない行為になってしまう可能性すらあるのです。

治療家の施術が、患者にとっての治療であるためには「現状」「原因」「治療」の3点を、正しく伝える必要があります。

 1..現状・患者の身体に起きている問題の把握

自覚症状の痛みだけでなく、筋・骨・運動神経・自律神経・感覚神経上に起きている様々な問題についても確認しながら説明してください。

2.原因・それら問題点の根本的原因

凝っている、張っている、固い、動きが悪い等は症状であって原因ではありません。

それらの症状を引き起こしている原因について、説明する必要があります。患者は原因が明確であることで初めて、「治る」という期待を持つのです。

3.治療・治療方法、治療期間、回数等

治療の内容や、根本原因を解消、軽減するためにはどの様な治療を、どれくらいの期間や回数受ける必要があるかを説明し、治療の予定やスケジュールを知らせることは信頼にもつながります。

患者にとって有益な情報を正しく提供し、治療予定を明確にすることは、信頼される治療家としての責任ともいえるでしょう。リラクゼーションではなく、治療院を自認するのであれば、しっかりと患者教育に取り組んでいきましょう。

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