本質的な治療院経営ノウハウを身につけたい先生のための、

それってホントにグルコンですか?

PAK86_testderuzo20141123172553500-thumb-815xauto-12054

近頃治療院業界の動向を見ていて、少し気になっていることがあります。

 というのも、治療院業界でもグループコンサルティング(グルコン)が流行っているようですが、その実態は、主催者によって随分と内容が違うようなのです。

 かく言う私もグループコンサルティングは開催していて、近々追加で会員の参加者を募ろうと考えているところだったりします。ただ、多くの人がこの「グループコンサルティング」について、違った認識を持たれているような気がしていて、それを整理しておく必要がある、とも感じているのです。

 そこで今回は、本当のグループコンサルティングとは一体どういったものなのか、セミナーやワークショップとはどういった違いがあるのか、その定義について解説をします。

 

セミナー

まず、セミナーについてです。おそらくこれを見られている方のほとんどは、過去に何らかのセミナーに参加された経験があるのではないでしょうか。おそらく馴染みがあるとは思いますが、セミナーとはどういったものかと言うと、「事前に講師が準備しているコンテンツをお話しするもの」です。

私も、治療院経営の特別セミナーや開業セミナー、各種コラボセミナーなどを開催しています。他にも、コンテンツを毎月動画で配信しするような制度も、一種のWEBを活用したセミナーだと言えるでしょう。私が講師をつとめる治療院成功法則経営実践会のWEB動画も、このセミナー形式の一種だと言えます。

 

ワークショップ

これも講師が事前に準備したコンテンツを参加者に提供するのですが、セミナーとの大きな違いは、参加者自身に考えたり、ディスカッションしてもらったりする時間を多く持つ、ということにあります。ワークショップの時間の中で、実際に資料を作ったり、トレーニングを行ったりもします。治療院経営成功法則実践会で言えば、定例会がこのワークショップにあたります。

 

グループコンサルティング

グルコンは、セミナーでもワークショプでもなく、“コンサルティング”です。その場で問題を解決するので、コンサルティング講師は事前にコンテンツを用意することはしません。参加者から、課題のヒアリングを行ない、その課題の本質を見つけだし、その場で解決策を提示します。

 治療院の場合、課題は多岐にわたります。たとえば、新患集客、自費導入、継続来院、人材募集及び教育、分院展開、問診、検査、カウンセリングなどです。

 グルコンは、このコンサルティングを少人数(多くても6名程度)に対して同時に行うものです。

 経営者の方が個別コンサルではなく、グループコンサルを受けるメリットは、安価な金額でコンサルを受けられるというだけでなく、他人のコンサルを聞くことがとても参考になることです。規模や経験、スタッフの有無も違う治療院であっても、実に多くの気付きが得られます。その効果は、飲食店、税理士、歯科医師、販売業といった異業種間ですら起きます。

 

セミナーとワークショップ、そしてグループコンサルティングの違いについてご理解いただけたでしょうか。

 ご自身が学んでいるもの、取り組んでいるプログラムが、果たしてセミナーなのか、ワークショップなのか、それともグループコンサルティングなのかを真に理解することができれば、より効果的に学ぶことができるはずです。参考にしてみてください。

 

関連記事

コメントは利用できません。